ごく普通のたたずまいでも、内容が違う味付けが違う小豆餡的美術館

 

頑固おやじの一途な独創的作品群を見たいかな?

伊豆高原・一碧湖畔の閑静なリゾート地に佇む一味違う美術館。孤独で偏屈な老人が生涯の趣味として制作し続けてきた様々な作品を展示し、分かりにくい入りにくいお茶は出ない、無愛想で欲もなく自然体の小さくて素朴な美術館ですが心温まる作品ばかりであなたをホカホカ温泉気分に誘います。

展示物は他では見られない独特な手びねり陶芸をはじめ、ほのぼのとした詩と墨彩画を組み合わせた墨彩詩書、水彩画、油絵はじめ手描きTシャツや石絵、そして手作り絵本など作品はかなり幅広く、これがすべて一人の作品なの?と来場者はよく驚かれます。

当館は伊豆高原の豊かな自然が満喫できる環境の中にあり、ありのままを受け入れたいと考え空調設備もなくすべて自然任せです。よってそれに耐えうる人しか見学できません。しかも、我儘勝手な不定休ですので予約をしっかりしたほうが良いだよ!

ということで結論的に言うと、どうしても見たい人にだけ見て欲しいと願う作者の上から目線が理想の美術館です。

さあ君は見学に耐えられるかな?

作品見学に疲れた人には、緑豊かな近辺の散歩をお勧めいたします。すぐ近くには一碧湖という伊豆の瞳と呼ばれる湖があり、周辺約1時間の散歩が楽しめます。それも嫌になった方には山あり海もありますが、当美術館だけにしておいたほうがあなたの人生にプラスになるような気がしますよ!

うふふ美術館主 

告井 土暖(つげい どだん)


染付蓋付き大皿とゲタゲタ笑う大口魚